100周年事業Anniversary event
2023.02 「歴史の町・松代」から出土した文化遺産の展示
当店の建て替え時に行われた発掘調査にて、江戸時代の遺物（陶磁器の椀・皿、急須等）が多数発見されました。
わが町・松代の文化遺産を多くの方に見ていただくため、長野市埋蔵文化センター様にご協力いただき、実際の出土品を営業室に展示しました。
発掘調査では幕末から近代に位置付けられる「石組み溝跡」や「木簡」を検出した他、江戸後期と推定される「竹樋」や、江戸中期から後期の3号土杭などの「遺構」を検出しました。
3号土杭からは多数の木製品、植物遺存体とともに、江戸中期の松代藩家老として著名な「恩田木工（おんだ もく）」の名が記された木簡が出土しました。
恩田木工の名が記された資料が発掘調査で発見されたのは初めてであり、大変貴重な発見とのことです。
来店される多くのお客さまが展示品の前で足を止め、出土品や説明文に目を通しています。
また、近隣の保育園の子供たちも、先生と一緒に見学に来てくれました。
（令和5年5月15日まで展示）