当金庫の概要

ごあいさつ

理事長 市川 公一

 平素より長野信用金庫をご利用、お引き立ていただきまして誠にありがとうございます。

 昨今の経済状況は、日本銀行による持続的な金融緩和政策に加え、世界経済が堅調に推移し、上場企業が中心となって景気回復を牽引しています。この景気回復局面は、高度成長期の「いざなぎ景気」の57ヵ月を超えて戦後2番目の長さとなり、株式市場では、昨年10月に史上最高の16連騰を記録しました。2018年に入っても概ね堅調に推移しています。潤沢な余剰資金を内部留保していた大手企業はようやく設備投資に回し始め、個人消費も歩調は鈍いものの回復に向かっています。

 県内経済も、自動車部品、半導体関連の製造業などで業績が改善し、有効求人倍率は全国平均を上回る水準で推移しています。弊金庫の営業エリアである北信地域の景況感もようやく明るさを増しつつありますが、業種によりかなりの差が見られます。社会全体の賃金上昇が遅れており、まだまだ消費が弱いことから、小売業、観光関連などの非製造業においては実感を伴っていないという声が多く聞かれています。労働需給の逼迫に伴う人手不足や後継者難により廃業を余儀なくされる中小企業も多く、女性や高齢者の活躍促進による人材の確保、M&Aなど新たな手法による事業価値の継承が求められています。

 さて、弊金庫は、自治体、外部団体、専門家等のさまざまな地域のステークホルダーと連携し、金融仲介機能の強化や、地域の課題解決といった点で主体的な役割を発揮する「地方創生のプラットフォーム」役として、率先して地域活性化に取り組むこととしています。

 その一環として、信金中央金庫と連携し日本財団の「わがまち基金」を活用した「善光寺界隈を中心とした長野市中心市街地活性化事業」という新たな取り組みを開始しました。まずは長野駅から善光寺に至る中心市街地の起業・創業を増加させることが目的であり、より多くのお客さまのチャレンジを後押ししたいと考えております。さらに創業後、事業が安定軌道に乗るようお手伝いする「伴走型支援」を実施するのがこの取り組みの特徴であり、地域活性化のエネルギーを長野市中心市街地から地域全体に広げていくことを目指しております。

 また、企業の未来を牽引する若手経営者・後継者の育成を目的とする「長野しんきん次世代トップスクール」、ビジネスマッチングのお手伝いをさせていただく「長野しんきんビジネスフェア」、企業の現場改善を目的に専門家を直接派遣する「しんきん現場改善指導会」、補助金、事業承継、相続といった緊要なテーマを主題とするセミナーの開催など特徴的な活動を今後も継続してまいる所存です。

 引き続き適切なリスク管理とコンプライアンスの実践による経営の健全性、安全性の確保に努め、役職員一同一丸となって地域金融機関としての役割を精一杯果たしてまいる所存でありますので、なにとぞ変わらぬご愛顧、お引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

平成30年2月

理事長 市川 公一